禁酒三日目。禁酒を持続するのが難しいメカニズム。
酒が精神安定剤代わりになっていたのか、酒を飲まないと何かイライラしたり、つまらない事でクヨクヨしたり、ちょっと精神が不安定になる気がしますよ。
酔った時の高揚感もないので「毎日なにも楽しい事がない」とまで感じます。
そう考えると、それまでの自分がいかにアルコールに依存して生きてきたのかと言うことを今更ながらに考えさせられますよ。
以前にアルコール依存性のドキュメンタリーを見ていて、医師が「アルコールしかなかった自分の人生に空いた穴を、他のもので埋める必要があります」
みたいに言ってたのを覚えてますが、今になってみると、あれは本当で。
アルコール依存の人って、毎日のように酔っているので、一日の活動つまりは人生の大部分を「アルコールで埋めて隠してた」んですよね。
多分その穴は「寂しさ」であったり「どうにもならない人生への苛立ち」とかのネガティブなものなので、それを埋めることを辞めた途端に、今まで逃げ続けていた「その闇の力」が這い出してきて自分と対峙する事になるんです。
それは辛い事ですし、たとえ対峙したとしてもかなりの長期戦で、しかも戦う相手は自分の人生そのものなので、一切の逃げ場の無い真剣勝負になるんです。
それが辛いから、中々禁酒って持続するのが難しいんでしょうね。