ロボの「禁酒技術開発日記」。飲むか?生きるか!?

「普通の禁酒」とは一風変わった「オリジナルな手法」でアルコールと戦うブログです。

禁酒14日目。アル中には「希望」が必要だと思うんです。

アルコール依存でも、アル中でも、普通に仕事があって、普通に家族がいる人はまだいいと思うんですよ。回復すれば、共に喜んでくれる家族などがいる場合は…

でも、今まで自分が見てきた「アルコール依存」の中には「本当に何も無い人(家族もまともな仕事も)」とか、それどころか「人生がマイナス(借金あり)」の人も結構いたんです。

 

私も何も無い人間ではありますけど、ただ仕事だけは子供の頃から希望していた好きなことをして生きているので、それほど不幸ではないんですよね。

 

本当に何も無い人というのは、リーマンショックとかで仕事をリストラされ、その後は非正規労働者…、年齢的にも30代~40代以降で、結婚してないか、していても離婚されたりして、小さなアパートで一人ぐらし。前職のスキルは一応あるものの、転職には年齢が災いしてそこから抜け出せない

みたいな人たちで、私もリストラされて途方にくれていた時期にそういう人たちと一緒によく働いてたんですよ。

 

みんな良い人たちでしたけど、そういう場所というのは基本的にみんな「自分の身の上を語らない」ので、深い事情とかは飲み会とかでポツポツと聞いてだんだんとわかってくるものなんですよね。

みなさん良くお酒をのまれる人たちが多かったですし、かなり依存症の人もいらっしゃいました。

 

そういう人たちと話をしているととにかく「全く希望が無い」状態で、「家に帰っても酒飲んで現実を忘れるしかない」らしくて、例えアル中になったとしても

「その環境じゃ、しょうがないよな…」としか言えない状況だったりするんですよね。

せめてまともな職にでもつければいいんですけど、今や日本は国家を上げて低賃金の非正規労働者を増やそうという状態ですから、それはかなり困難ですしね。

 

みんな、リストラされるまでは普通に働いて、普通に家族がいて…みたいな状況だったのに…

この年齢の人たちは一度職を失うと本当に次が見つからないんですよ。

 

そういう環境の人がアルコール依存からたちがあるには、やっぱり何かの「希望」が必要んだと思うんですよね。

 

だって、寂しい部屋で寂しい人生に耐えかねて酒を飲んで逃避しているのに、頑張って酒をやめても、そこで待っているのはやはり「寂しい部屋と寂しい人生」なんですから。

 

私の場合は「仕事で成功する」という野心があるので、それが「希望」となってまだアルコールと戦えますけど、もしそれすら無かったら、もうなすすべもなく「アル中」になっていたと思いますよ。

 

禁酒ブログ村へ