禁酒九日目。共感できます。
自分がアルコール依存症なんで、他の依存症の人の話を聞いても結構「分かる、分かるその感じ」というか…、なぜそういう風になってしまうのか、頭ではなくて、肉体的感覚的に良くわかるんですよ。
仕事のストレスで、食事食べ過ぎて(炭水化物依存)体重100キロ超えとか。
「買い物依存症」で、借金数百万円とか…
そういう人をメディアで見るたびに、以前なら「変な人だな…」で終わっていたのが、今はもっと深いレベルで共感できるんです。
依存症の中には個人だけではなくて人類全体に害をなす依存症もあり、そういうのを描いた映画に「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」という米金融界を描いたドキュメンタリーがあるんですけどね。
それを見るとウォール街の人たちが「ギャンブル依存」に近い依存症である事が良くわかりますよ。
とにかく「お金を稼ぐのが楽しい」「楽しすぎて止めたくてもやめられない(例え世界経済が不安定になっても)」状態らしく、これはまごう事なき「依存症」の症状ですよ。
疲れていても、無理やりドラッグで自分を高揚させて、また相場に向かう「米金融界」の人たちの姿は「抜け出すのが困難なレベル」の「依存症の人たち」に私にはみえますね。
「アルコールにはまる」と比較すればもちろん「金稼ぎにはまる」方がマシではありますけど…でも冷静に考えれば…そもそも個人が100億円とか稼ぐ必要ないですからね。とにかく両者ともに「脳内快楽物質に操られて常軌を逸した行動をとっている」という点においてはまったく同じだと思いますよ。